主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)

 

2017から2018年に文部科学省が告示した新学習指導要領における授業改善に向けたキーワードの一つ。学習指導要領の総則の中で「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を行うこと」が明記されている。

教師による講義中心の「受動的な授業や学習法」に対し、児童・生徒がより主体的な形で授業に参加する「能動的な授業や学習法」のことを一般的に「アクティブ・ラーニング」と呼び、中央教育審議会における検討の過程では、この用語が使われていた。

学習指導要領改訂の基本的な考え方や方向性等を示した中央教育審議会答申(2016年12月)では、「主体的・対話的で深い学び」を実現する際の視点として、以下のような記載がある。

 

  1. 学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、見通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる「主体的な学び」が実現できているか。
  2. 子供同士の協働、教職員や地域の人との対話、先哲の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の考えを広げ深める「対話的な学び」が実現できているか。
  3. 習得・活用・探究という学びの過程の中で、各教科等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら、知識を相互に関連付けてより深く理解したり、情報を精査して考えを形成したり、問題を見いだして解決策を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに向かう「深い学び」が実現できているか。


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