産業界と学校・家庭をコーディネート

株式会社プラスエム

今、なぜ学校フィールドでのプロモーションなのか?
学校と企業をつなぐ“教育コーディネーター”の役割

株式会社プラスエム
(文責:長岡稔)

様変わりしている学校現場の現状

近年、「小1プロブレム」という言葉をよく耳にします。小学校に入学したばかりの児童が、授業中に座っていられなかったり、集団行動がとれなかったりといった状態が続くことで、生活の中心が「遊び」から「学び」に変わるギャップの大きさが要因の一つとされます。東京都教育委員会が行った平成 22年度の調査では、都内の小学校の校長の18.2%が「発生した」と回答しています。

小1プロブレムの背景にあるものとしては、自分の感情や行動をコントロールしにくい子どもの増加▽子どもの生活の夜型化に伴う日中のイライラ感▽保護者の生活困窮▽地域社会の崩壊によるマナーやルールを学ぶ機会の減少…などが挙げられます。また、保護者の高学歴化や価値観の多様化に伴う保護者と教師との関係の変化があります。 相対的に教師の権威は低下しており、保護者が家庭で学校を軽視する発言をすることで、子どもの意識に悪影響を及ぼす場合もあるようです。

今、社会(企業)と連携した教育が求められています

そうした中、教育現場からは「社会との連携」が望まれ、企業・団体からは「教育フィールドでの情報発信」が強く求められてきました。加えて「家庭との連携強化」も大きな課題になっています。

いま「教育現場」「企業・団体」「保護者・家庭」、これらの相互コミュニケーションを創り上げることが非常に重要となっています。

特に学校からは、従来距離を置きがちだった「企業・団体」との連携のニーズが高まっています。これは、総合的な学習の時間での「環境学習」のように、社会と連携した実生活につながる体験学習が求められているからです。

現行の学習指導要領でも「自ら生きる力を養う」「自然体験活動」とともに「家庭や地域社会との連携」ということが強調され、繰り返し記述されています。

そこで、私たちは良質な企業・団体からの情報提供を通し、学校と社会の連携を正面から強力にサポートしようと考えました。まず、全国に広がるプラスエムの協力校(幼稚園・小中学校)のルートを活用して、協賛企業・団体とさまざまなコラボレーションを展開してまいりました。それが現在、プラスエムの基幹事業となっている「小学校・中学校(幼稚園含む)ルート事業」です。

具体的には「コンクール・コンテスト事務局運営」「教育フィールドでのキャンペーン展開」「無料情報冊子提供(サンプリング)」…などなどです。

副教材冊子を、学校を通して家庭に学校・社会・家庭を巻き込む、学校フィールドでの作品募集

特に1社買い切りの副教材冊子は、オリジナル企画だからこその訴求方法をご提案できます。コンクール・コンテストとの連動、協賛企業の販売エリア(店舗)限定の配付等々のアプローチです。教育的配慮を加えた編集構成はもちろん、協賛企業の役立つ優良情報を児童または園児を通してご家庭にお届けします。

一方、1社買い切りのコンクール・コンテストの実施では、オリジナル企画として協賛企業のニーズに合った展開方法をご提案します。コンクール・コンテストの実施のなかで、作品募集・審査・発表・表彰を通して、協賛企業として企業姿勢・商品の確かな訴求が可能になります。

1社買い切りの副教材冊子やコンクール・コンテストの実施では、「幼稚園・小中学校にとってメリットある展開」「子どもたちを通して家庭にまで届く、企業姿勢・商品の確かな訴求」が可能になり、これらが連動した時こそ、まさにプラスエムが役割として掲げた「学校(園)と社会のジョイント役」として、「学校と家庭をつなぐ」確かなルートになると考えます。

プラスエムは、学校・社会・家庭三位一体のコーディネーターを目指します

誠実に実施してきた数々の取り組みに対し、ご依頼の「企業・団体」だけではなく、ご協力いただいた「教育現場」「保護者・家庭」からの厚い信頼をいただくことが出来ました。今、プラスエムの学校ルート事業が少しずつ大きな輪となりつつあると実感しています。

これからのプラスエムは、幼稚園から大学・生涯学習まですべての教育フィールドでの展開・支援を目指します。ひとつひとつの企画が点とするならば、点から線へ、線から円へと連動する教育ネットワークを作り上げたいと思います。そして、その取り組みを通して、学校・社会・家庭三位一体のコーディネーターとしてのミッションを果たしてまいります。